「たぶん好感触」

 土星が折り入って相談があるって言い出す。みんな聞いてて聞いてない振り。輪っかについてなんだけど。スピカが笑い出す。ねえ、そっち行っていい? スピカはにっこりした。みんな笑ってる。笑いながら離れてく。土星だって離れてく。




 オモウツボとアシカラズはそれぞれ、コーヒーと紅茶を飲みながら僕にはいまいち分からないことについて喋っている。僕の前にはオレンジジュースがあって、ちょっとしぶい味がするけど僕はこれ嫌いじゃない。