2010-08-06 夜 続きの話 「夜」雲は遠く、月はもっと遠く、星は延々と遠く、もっと遠くの月に、照らされた遠い雲から、のぞいている夜はすぐそば 「夜」隣の町を歩く。町中の猫が黒猫になっている。外灯に、窓明かりの光は、昼間の猫の色が、どうやら混ざっている。あの窓の明かりは、変な色だ、と思いながらボス猫の皮をかぶった月明かりが照らす隣の町を歩く。