疑問が呈した

「白縫さんの『1000人の胸を1回ずつ揉むのと1人の胸を1000回揉むのとではどちらが貴いのか』に疑問が呈した」

 小人たちの行動には、頭いい!と思ったのだ。思ったのだがしかし疑問が浮かんだ。
> しかし動きがないところを見れば、帽子の色の比率はおおよそ拮抗していることがわかる。
 もちろんそうだろう、と思う。
「1000人の胸を1回ずつ揉むのと1人の胸を1000回揉むのとではどちらが貴いのか」
 について、私だって、そんなに変わらない、と思うのだから。文をぜひ足したい。
「1000人の胸を1回ずつ揉むのと1人の胸を1000回揉むのとではどちらが貴いのか、それより10人の胸を100回揉む方がちょっと罪深くないか?」
 そういえば私が気になった箇所はここではなかった。小人に課せられた、
> 一、他の小人との会話やそれに準じた意思伝達行為の禁止
 そして、
> 答えを得た小人は群れの中に戻ると、自分と帽子が色違いの一人を選んで手を握った。
> 手を握られた小人は、握ってきた小人の帽子の色を見て、それと同じ小人の手を握る。
 ここだ。手を握る、だ。
「手を握ることは意志伝達行為に当てはまらないのか」ということである。
 駅で電車を待っている。女子高生のように見える。その横に立つ中年男性が、すっと彼女の手を握る。彼女は彼の顔を見、息を飲む。
 重苦しい空気の会議室。半数以上の者が下を向いている。「明日からどうするか、だ」一人、立っている男が言い放ち、沈黙が落ちる。机の下で伸ばされ、絡み合っている右手と左手。
 涙は拭われずスカートの上にこぼれ落ちる。こげ茶のスカートが、そこだけ更にこげ茶色を増す。両手はそれぞれに固く握られている。横に座る女が、握り締められた右手に彼女の左手をそっと重ねる。
 住宅街の道路、父親と息子の繋がれた手と手。
 あるいは、宇宙人と少女の繋がった指と指?
 つまりは愛だ。
 青色は答えとしてどちらかを選んだ者の色であり、赤色は「とても選べない」を選んだ者の色ではなかろうか。







不親切というか、外から人が来ないと思われるブログとはいえ、これじゃあダメか。
ろくに話を展開できなかったため、タイトルでも更に責任逃れをしてみたがいかが。
せめてトラックバックはちゃんとできただろうか……。←立派に失敗した。