マイケル・ドリス『朝の少女』

朝の少女 (新潮文庫)

朝の少女 (新潮文庫)

森の少年

森の少年

(『朝の少女』は画像が出なかったので文庫版で)
 ツイッタでクリスマスプレゼントとして、本を勧めてもらったのですが、そのうちの一冊が『朝の少女』でした。何冊か勧めていただいたのですが、なぜこれを一番に読んだかといえば、唯一書名を覚えていたものだったからです(笑)。読みやすい、短い話。岩になりたかったら岩になれてしまう話です。子どもたちの話です。嵐の日に(もしかしたらその日でなくても)おじいちゃんに会えてしまう話です。
 二つ並んでいたので、『森の少年』の方を先に読んでしまったのですが、どっちも読むなら『朝の少女』を先に読むのが良かったかもしれません。『森の少年』の訳者後書だったか、『朝の少女』の内容にちらりと触れてあるし、ついさっき思い至ったけど、時系列かこの二つ。
『森の少年』に出てきたお客たちは、『朝の少女』のお客たちか! ていうか、今かよ自分……。←ひどいものですね(^^)
『朝の少女』のラストは読んだ時にほんとに、「えーーっえええ?」という感じですよ。書き方が半端でない。それまでの流れをぶち壊されたような感じ。
 でも、そうすることで、繋がるのかもしれない。そうしなければ、おとぎ話になってしまうのかもしれない。