「告白」(第112回500文字の心臓競作)

 はい、ごめんなさい。まだ書けていません。……ああ、そうですね、謝っても仕方がないですよね。締め切りは、はい、覚えています、二〇一二年、三月二十日、春分の日です。……はい、そうです。私はまだ書けていないのです。


※このお話はフィクションでしょ?


-----キリトリ-----
というわけで、最後の一文を足した後で、考えて引っこめたんだけど、そうかー、この手のはみんな(ではなかろうが)考えるのか、考えるけど、出さないんだね。出したのさ。( ̄ー ̄)ふ。