どはへじゃなくてはです。へはふぁ。

平仮名で書くと暗号みたいじゃないか。


夏で暑いから選評早い人多いのかなー。


考えてみると「ありそうなストーリーだ」と思える作品でも、引き込まれて「面白いな」という感想になるものと、そのまま「ありそうなお話だな」という感想になるものがある。500文字と短くても。



「落し物」

 ふと視線をやると、木の根元に名前が落ちていた。大変なものを、ときょろきょろしてみたが、それらしい人物は見当たらない。名前など交番では扱ってもらえないだろうが伝えるだけ伝えておこうか、近くに交番はあったかな、と考えて、この名前が、落とされたのではなく、捨てられた可能性に思い至る。男の名だった。公園、というのはいかにもありそうな気がした。近頃軽くない悩みを抱えている知人のこと考えてしまって、それから自分のこと、自分の先のことを考えていたら、気付くとすっかり日が落ちていた。ああいけない、とベンチを立つ。



「心配事」

 特にごくごく短い話だと、人のと被ってないのか、人のの縮小再生産ぽいものではないのか、心配になる。有名な作品とか、よく行くサイトで発表されているものとか。行くことのない遠いサイトのだったら、あら、たまたまだったね、でいいのかもしれないが、そうじゃなかったら気まずいというか、それ以前に自分がそれに気付いていない状態だったらと思うとやっぱり心配で。
 と、ここに書いて表に出しておけば、ひとまず、半分くらい、その件に関して、私は楽になるだろうと思って書いた。鍵括弧つけてタイトルつけてみたけど、これはお話ではありませんでした。では。