サンタさんに質問!

トナa「サンタさん、またお手紙来ましたよ、どばっと」
トナb「1063通です」
トナc「リクエストが1024通に、サンタさんへの労いが18通、僕たちへの労いが1通、去年のプレゼントへのクレームが20件です」
白ひげ「置いとけ! まったく、読んでる暇なんてあるわけないだろ、12月ってのはくそ忙しいのに!」



トナd「さてお待ちかね、Q&Aのコーナーです。『サンタさん、質問です。
 全世界を回るのは大変だと思うんですけど、一人でやってるんですか?』」
白ひげ「御覧の通り。トナカイならたくさんいるよ!」
トナd「『魔法みたいに、クルクルッ、パッ! っとできないんですか?』」
白ひげ「俺をなんだと思ってるんだ。おとぎ話じゃないんだから、そんな簡単に行くか!」
トナd「『アルバイトは雇わないのですか? できるんなら僕、お手伝いしたいんですけれど』」
白ひげ「人間のバイトか? この仕事は秘密厳守だ。人間は口が軽くてかなわん。トナカイなら正社員でたくさん雇ってる!」
トナd「いや僕ら実際ただ働きじゃないですか」
白ひげ「何を! 三食クリスマスプレゼント付きのくせに!」



トナe「秘密厳守なのにインタビューに答えちゃってますからね」
トナf「わけ分からないでしょ。適当なんですよ」
トナg「でね、適当でクレーム20件ってすごくないですか? やっぱりあの人サンタですからね。まあ、一日に20件なんですけども」



このお話は、フィ、ク、ショ、ン、です