2013-05-18 終着駅 続きの話 ときどき、 気づくとそこへ向かっている あなたが待つその場所へ実際のところは、 待っているのは私で あなたを見送ったまま 待っている引いてくれる手を 子どもになって 待ちぼうけて 大人になって 見送って そう、 ただ見ているだけだ 何もできない 大人の私は、何もできない 結局は二人して駅のホームでうろうろとしている 電車にも乗らず向かうのは、気持ちだけ 子どもなのは、気持ちだけ 大人になったのも、気持ちだけときどき、 晴れた空をとてもさみしく思う、 気持ちがいっぱいになる 私は歩く